陶製の創作楽器を地下空間に配して、
天井から水滴が落ちることによって楽器が響く
音のパフォーマンス展
太古の響き
現代社会という名の超特急の乗り物に乗せられた我々は、
目まぐるしく変化をし続ける波の中で、
人として大切な感知能力や喜びを分かち合える感性を希薄にしつつ、
何処に向かっているのだろうか。
私は自作の創作楽器(水留音)の響きを聞く度に、
私自身でもはっきりと説明することは出来ないのですが、
何かぼんやりとした感じで古の記憶か蘇ってくるのを感じています。
いつの時代の記憶かは分からないのですが、
それは宇宙を生み出した偉大なる力の下で、
自然と調和し人々は心豊かで生き生きと生活をしている、
そんな風景がぼんやりと脳裏に浮かぶのです。
太古の響きに参集された方々の細胞の奥に閉じ込められている、
太古から現代まで綿々と続く記憶(古の)に、
細やかな響きを届けますので、
個々の感じかたで私のほんの小さな
問いかけに応じてみてはいかがでしょうか。
篠崎孝司
※ 見学には、大谷資料館の入館料 大人600円・小人300円が必要です。
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篠崎孝司とセラミカによる「水留音」パフォーマンス・コンサート
山田利男がスライド写真映写で参加
日 時 : 2003年7月20日(日) 17:30から約30分
2003年8月16日(土) 18:00から約30分
入場料 各回 1,000円
※ 会場は気温が 10℃前後ですので防寒具をご用意下さい。