大谷資料館の地下採掘場跡は、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年をかけて、 大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間です。その広さは、2万平方メートル(140m×150m)にもおよび、野球場が一つ入ってしまう大きさです。 なお、坑内の年平均気温は8℃前後で、地下の大きな冷蔵庫といった感じです。 戦争中は地下の秘密工場として、戦後は政府米の貯蔵庫として利用され、現在では、コンサートや美術展、演劇場、 地下の教会として、また写真や映画のスタジオとしても注目を集めています。
1943年 | 18年 | 陸軍の糧秣廠・被服廠の地下秘密倉庫 |
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1945年 | 20年 | 中島飛行機(現 富士重工)の地下軍需工場 |
1969年 | 44年 | 政府米の保管倉庫 |
1979年 | 54年 | 大谷資料館 開館 初めて一般に地下採掘場が公開される |
1981年 | 56年 | 東京フルートアンサンブルアカデミー演奏会 |
1982年 | 57年 | 東京フルートアンサンブルアカデミー演奏会 |
1983年 | 58年 | 喜多郎「21世紀の祈り」コンサート |
1984年 | 59年 | 「巌洞の能公演」 観世流能楽師・津村禮次郎第1回 大谷地下美術展’84 勅使河原 宏 監督 「アントニー・ガウディー」映画会 |
1985年 | 60年 | 転形劇場「地の駅」公演 演出・台本 太田 省吾 宗 次郎 「オカリナを聞く夕べ」 「巌洞の能公演」 観世流能楽師・津村禮次郎 第2回 大谷地下美術展’85 |
1986年 | 61年 | 喜多郎&斉藤 耕一「花耕喜」プライベート・パフォーマンス 山海塾 滑川 五郎「アボリジニィ」ダンス・パフォーマンス ストーン・フェスティバル「音と光のファンタジー」 第3回 大谷地下美術展’86 |
1987年 | 62年 | 佐藤 佳代「舞台は、自然」ダンス・パフォーマンス 第4回 大谷地下美術展’87 やまもと 寛斎 FASHION SPECTACLE「行くぞッ!」 |
1988年 | 63年 | 「ART IN OYA」彫刻展 第5回 大谷地下美術展’88 林 峰男「無伴奏チェロ・コンサート」 |
1989年 | 1年 | 竹之内 直記 木版画展 第6回 大谷地下美術展’89 |
1992年 | 4年 | 荒井 慧 展「密教の宇宙を描く」 |
1993年 | 5年 | 挙式場「地下の教会」として利用され始まる |
1994年 | 6年 | 大谷’94「瑠璃の天蓋」山村 俊雄 個展天舞鑑 旗揚げ公演「埋宮」 |
1995年 | 7年 | 夏期特別合宿セミナー第一弾「闇の身体術」 講師 滑川 五郎 大谷’95「玻璃の回廊」グループ展 ■ディスプレイデザイン優秀賞 & ■ディスプレイ産業優秀賞受賞 牧 阿佐美バレエ団「ロメオとジュリエット」公演 |
1996年 | 8年 | 関 由美子 独舞「つゆのあとさき」 夏期特別合宿セミナー第二弾「異界の空間術」 講師 滑川 五郎 他7名 大谷’96 石井 満隆「自在」舞踏公演 大谷’96 「寂光」山村 俊雄 個展 清水 靖晃 & Saxophonette「Cello Suites」CD録音 フランツ・アマン「バッハ無伴奏チェロ 幻想の夕べ」 竹之内 直記 構築展「木馬の宴」 |
1997年 | 9年 | 障害者によるさをり織り「とっておきの芸術祭」 パチャトゥサン・インカリ・コンサート 滑川五郎 舞踏公演「FLANEUR」 サインホ・ナムチラック・コンサート「響きわたる懺悔」 夏期特別合宿セミナー第三弾「ダンスコレスポンデンス・ワークショップ」 講師 滑川 五郎 大谷’97「趨光」グループ展 ウィル・オッフエルマンズ ザ・マジック・フルート in OYA フェダイン+サプライズ コンサート |
1998年 | 10年 | 村上勝美 彫刻展「風の生まれるところ」 滑川五郎 舞踏公演「荒覇吐 洞窟篇」 夏期特別合宿セミナー第三弾「ダンスコレスポンデンス・ワークショップ」 講師 滑川 五郎 大谷’98「胞衣」山村 俊雄 個展 |
1999年 | 11年 | 滑川 五郎 舞踏公演「リミナリティ」 夏期特別合宿セミナー第四弾「時間の写体術」 講師 滑川 五郎 第一回 石響コンサート「シルクロードの蒼穹」 演奏 劉 宏軍/菅原 朋子 第二回 石響コンサート「伽椰の国 幻想」 演奏 李 知玲/李 周煕 第三回 石響コンサート「サーキュレーション・プラーナ」 演奏 カン・テイ・ファン 第四回 石響コンサート「地球を叩く」 演奏 YAS-KAZ 第五回 石響コンサート「ヒマラヤの風」 演奏 インドラ・グルン 石川和彦 彫刻展「深層より宇宙へ」 「ケルト音楽」コンサート 演奏 マジカル・ストリングス 第六回 石響コンサート「パンゲアへの旅」 演奏 tatopani |
2001年 | 13年 | 山村 俊雄 個展「創世記」 フェスタ in 大谷 2001 トワエモア・野外コンサート |
2002年 | 14年 | フェスタ in 大谷 2002 妻木 律子 ダンスパフォーマンス・滑川 五郎 舞踏公演 |
2003年 | 15年 | 篠崎 孝司 展 太古の楽器「水留音」 篠崎孝司とセラミカによる「水留音」パフォーマンスコンサート フェスタ in 大谷 2003 東京金管五重奏団「スーパーブラスアンサンブル」 フェスタ in 大谷 2003 妻木 律子ダンスパフォーマンス「コスモス-響きは大気の彼方から-」 山村 俊雄 個展「まほろば」 姜泰煥(Kang Tae Hwan) Solo Saxophone即興演奏ライブ「monologue/dialogue」 |
2004年 | 16年 | hypogeous sound 01 ライブシリーズ 「Sachiko M ソロ・コンサート」 hypogeous sound 02 ライブシリーズ 「DIVER 即興演奏会」 篠崎孝司とセラミカ 「太古の響き」演奏会 フェスタ in 大谷 2004 Brown Blessed Voice「ゴスペルコンサート」 ジョン・ブッチャー/ロードリ・ディヴィス「2つのソロ即興演奏」 大谷日本画展 能・舞踏・陶楽器の演奏を組み合せた実験公演「INTEGRATION」 |
2005年 | 17年 | 日韓現代美術展「環流」 フェスタ in 大谷 2005 共催 |
2006年 | 18年 | CANTUS concert |
2007年 | 19年 | CANTUS spring tour “イノセント” Saxophobia コンサート「石の響」 |
2008年 | 20年 | - CANTUS × OLAibi – “WAVE MOTION IN CAVE NO.3″ |
2009年 | 21年 | チグリハーブ&鎌田 泰二 “月明かりも届かぬ場所で” ~和紙灯りとやさしい唄のコンサート~ CANTUS – IN CAVE no.4 ~残響だけで体感するPAなしの60分~ Saxophobia – 大地の響きコンサート 渡部 純子フラメンココンサート’09 ~Zorongo Gitano ゾロンゴ・ヒターノ~ |